千葉県の二世帯住宅、空港近くだと騒音対策は必要?
千葉は観光スポットも多く、都心へのアクセスもいいので注文住宅を建てる人も増えています。新築で二世帯住宅を建てるならどの沿線がいいのか悩むところですが工場や空港もあるので騒音も気になるところです。
空港周辺には住宅密集地もあり、一戸建てやマンションに多くの人が生活していますが騒音は気にならないのでしょうか。
注文住宅を二世帯住宅で都心に建てるのは大変
千葉県で二世帯の注文住宅を新築で建てようと考えた時、できればゆとりのある敷地を望む人は多いようです。千葉県の中でも東京等の都心に近い場所は、価格も東京に近いことが多く、手が出しにくい場合もあります。
その家に暮らす家族みんなの勤務先や学校等の場所にもよりますが、例えばJR千葉駅から20~30分、電車で下ることで予算にあった注文住宅を建てられる敷地が有ることも多いようです。
東京方面から来ると、JR千葉駅からの電車は内房線、外房線、総武本線、成田線に別れますがどの路線も、東京から直通で乗り入れる快速電車や特急もあり、多くの人が通勤や通学に利用しています。内房線は蘇我駅で京葉線に乗り入れもあり、東京にアクセスするのに便利なため、ベッドタウンとして人気がありました。
鋸山やマリンスポーツで人気の安房鴨川が終点です。外房線は太平洋側から安房鴨川に向かっていく路線で、鎌取駅や土気駅で大規模な宅地造成が行われてから人口が増え、駅周辺にはマンションも建てられ賑わっています。
総武本線は東京から銚子まで直通の路線で便利なため、乗り換えなくて住むので便利です。成田線は銚子まで行く線と成田空港線、我孫子方面にいくものに途中から別れます。成田山もあるので年末年始には賑わいがあり、成田線の駅の周辺や近隣には空港に勤務する人も多く生活しています。
市でも騒音対策はしっかりしている
どの路線のエリアも住むにはいいところばかりですが、千葉は工場も多く、空港もあるので騒音対策は気になるところです。東京オリンピック等があり、増便で遅い時間まで飛行機が発着されるという話もあります。
場所は気に入ったけど、注文住宅を新築で建ててしまってからは後悔したくない、そう迷ってしまうのは当然ですが、空港周辺には今でも多くの人が生活しているのです。成田市や成田空港では民家の防音工事に補助をする制度があります。
天井と壁の防音工事や防音サッシの取り付け、冷暖房機器等の設置補助等があり、騒音の大きさによって補助の内容が変わるようです。2018年に、東京オリンピックまでの期間は深夜の1時まで発着することになったので、成田空港は近隣に、既に居住している人達の寝室に内窓をつけてもらうようにしています。
費用は空港や成田市に事業で負担し、基本的には居住している家の人数分の部屋だけですが、一人暮らしでも子供や孫が帰省する場合には二部屋を対象としていいとようです。一般の住宅だけでなく、周辺の小中学校も二重サッシ等で騒音対策を行っているところもあり、窓を開けないため、各教室には冷暖房機器が設置されています。
夏でなくても、想定外な暑さが続く日が多い近年では、熱中症対策にもなっているので、子供の環境としては悪くないと重視する人も少なくないようです。
どういう二世帯住宅にするか考えよう
千葉はまだまだ自然も多く、二世帯住宅を建てる時も多くの選択肢から選ぶことができるのも魅力です。二世帯住宅は、様々なタイプがあります。建物が中で別れていたり、1階と2階でキッチンやお風呂、トイレ等を全く生活を別々にする場合もあり、プライバシーが守られお互いが干渉することもないのでぶつかる心配がありません。
大半はお嫁さんが最も希望する最近の一番多いスタイルですが、最近は親も若く元気な人も多いので、お嫁さん側からばかりではありません。全てが二世帯分必要なため、費用はかかってしまいますが、お風呂やトイレなどの一部を共用することで費用が抑えられ一定のプライバシーを守ることもできます。
これから長く住む事になるので、今後のライフスタイルについてみんなで話し合ういい機会なので、子供の事や介護等も少し触れて考えることも必要です。デザインの関係で階段を急なものにしてしまうと、みんなが元気な時は気にならなかったことが数年すると不便なものになってしまうことも少なくありません。
お願いする工務店やハウスメーカーにしっかり伝え、今だけでなく長く快適に住めるように設計してもらうようにしましょう。デザインや流行りばかりにこだわってしまわず、いざとなったら手すりのつけるスペースがある階段にしてもらうといった配慮ができる所にお願いすることも大事です。
二世帯住宅はこれから年をとっていく親にとっては、子供と暮らすのは安心で孫がいれば生き甲斐になることも多いようです。共働き世代にとっては、家事を分担してくれたり子供の世話をしてくれる親の存在は心強く頼りになるようです。