千葉県内に2世帯注文住宅を構えるときにチェックしたいこと
2世帯住宅というと同居に近いけれど、それぞれ独立した水回りや生活スペースが確保された家を想像します。
昔は同居というスタイルが一般的でしたが半世紀過ぎると今主流なのは2世帯住宅というスタイルです。
これなら親・子・孫がそばにいるけどそれぞれの空間を維持しながら、力を合わせて暮らすことが可能です。
そんな魅力的な2世帯住宅について千葉で注文住宅を構える時のチェックポイントについてご紹介します。
現実的には色々な間取りや設計のタイプがあることを知っておく
両親と隣同士で暮らせると子供世帯が一番うれしいのは孫の面倒を見てくれることでしょう。
自分たちが共稼ぎなら尚更ありがたい存在です。
一方、親世帯も孫の顔をしょっちゅう見られるので刺激があり、寂しくありません。
最近の親世帯は昔と違って若々しい方も多いので、正直寂しいというのは当てはまっていないかもしれません。
いずれにしてもお互いに支え合いながら生活できるのが二世帯住宅のメリットです。
子供世帯の悩みは仕事をしている間、子供達が安全に過ごせるかということです。
一方親世帯は万が一、具合が悪くなった場合や何か人手がいる時に気軽に頼めることです。
これこそ新しい家族の形の一つでしょう。
しかし普段の暮らしは世帯によって違います。
例えば朝とても早く起きる親世帯は朝食の用意や支度からかなり早い場合もあります。
一方子供世帯は夜遅くまで起きている可能性があります。
そんな時、いくら二世帯住宅でも遮音性が優れていないとストレスになります。
またどの程度まで住宅を維持していいきたいのか、将来親世帯の体が悪くなった時や介護の必要性が出てきた時に自宅介護しやすいのかどうか、といった部分まである程度考えておく必要があるでしょう。
このような親世帯の変化に対応できるようにあらかじめ親世帯はバリアフリーにするためにすべて居室は1階にする、子供世帯は2階にするというパターンもあります。
まだ親世帯が元気なら間取りが違う2階建てにしてそれぞれ玄関を別に設えて、中でそれぞれが行き来できるように設計するという方法もあります。
それらは各家庭の都合や考え方によって注文していきます。
自分たちの希望だけでなく、将来を見据えてどんな問題が起きるか、使い難くないかを考えてから注文住宅をオーダーしてくことが大切です。
実際にある二世帯住宅だけど使い勝手の悪い家
入口をそれぞれの世帯用に付けて、家自体は行き来できるように設計するご家族が多いようです。
ところが、二世帯と言いつつも夫の両親と同居するとき、姑と嫁の中が悪いという理由で微妙に家を離して建ててしまった方がいます。
それでも二世帯住宅なのですが、一旦外を経由してからでないとそれぞれの家に入ることができません。
使い勝手どころか同じ敷地に建っているのに、まったく利便性を感じません。
このようなケースは極端だと思う方もいるでしょうが、実際にある事例です。
二世帯を建てる場合はそれぞれの家族の相性というものがあります。
それをまず考えてから建てるべきです。
逆に建築費用の問題で玄関を1つにしてしまった例もあります。
家の中には独立した水回りがそれぞれあるのに、なぜか玄関は1つという事例です。
これも一見問題が無さそうですが、嫁や若い夫婦の世帯にとってはあまり入りこんでほしくない通販や郵便物、友人の来訪など微妙にプライベートな部分を侵害してしまうことがあります。
親世帯でも同様です。
二世帯は性能も重要ですが、このように感情に根差した部分で気を使った設計を行うことが大切です。
後で問題にならないように、注文住宅を構えるならそれぞれが何を求めているかを徹底的に話し合っておきましょう。
そしてそれぞれの要望を項目にして書き出す、必要な条件かどうかをチェックしていきます。
また親世帯も長く元気であるとは限りません。
子供世帯もいつまでも孫が家に同居するとは限りません。
そんな将来性も考えて、それぞれが暮らしやすく設計していくことが重要です。